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【DEEP】10・24帯谷信弘「都落ちした人間が簡単に勝てるほどDEEPのメインは甘くない」(格闘技ウェブマガジンGBR)


 10月1日(金)東京・大久保のDEEP OFFICIAL GYM IMPACTにて、10月24日(日)東京・JCBホールで開催されるDEEP事務局『DEEP 50 IMPACT?10年目の奇跡』の記者会見が行われ、追加対戦カードとしてDEEPライト級タイトルマッチ、王者・菊野克紀(ALLIANCE)VS挑戦者・帯谷信弘口道場)が発表された。


【フォト】この記者会見の模様


 会見後、記者たちの囲み取材を受けた帯谷。5月マカオでの試合では鼻と拳を骨折し、「針金が入っている状態のまま練習して、医者から怒られました(笑)」と常人離れしたエピソードを披露した。現在、口道場を中心に、国士館大学レスリング部、キックボクシングとボクシングのジムにも出稽古へ行っているという。



 菊野の空手技対策については、「以前からお世話になっている武心塾(加藤丈博代表=1996年新極真会全日大会無差別級7位、1997年新極真会全日ウェイト制軽重量級優勝)で教わっていて、前蹴りなどの蹴り対策はかなり前から(菊野と)やると思っていたのでやっていました。実は去年12月のISE戦前からやっていましたね。空手の蹴りは速くて破壊力があり、キックボクシングとは違うので慣れが必要。空手の蹴りは総合に向いていると思います」と、すでに今回の試合が決まる前から始めていたという。



 しかし、きれいに菊野の三日月蹴りをさばこうと思っているわけではないという。



「みんな蹴りをさばこうとするから負けるんですよ。むしろオフェンスを上げた方がいいと思っています。ハッキリ言って、もらうと思うんですよ。向こうはもらうタイミングで蹴るんだから、それなりにはもらう。でも、腹で倒れなければいいだけ。苦しかったら寝技へ行けばいいんです。僕は肉を切らせて骨を断つでいきます。それが楽しくなってきているんですよ。マカオでの試合も、開始30秒くらいで鼻を折られたんですが“やるね!”と思いましたから。それが楽しい。



 最近の総合格闘技は大人しいじゃないですか。僕は高山VSドン・フライ戦が最高に好きなんですよ。一般の人にも分かりやすい試合じゃないですか。日アメリカと違って総合格闘技が認知されていないし、社会的な地位が確立されているわけでもない。だから、分かりやすい試合をやらないと。今は総合格闘技のスキルが確立されているから、選手の差がつきにくくなっている。そこでムチャしないと差がつけられない。ガンガン、ムチャしていってそれで押し切ることを考えないと盛り上がらない。アツいものを見ている人に感じてもらいたいですね」と、独自のプロ理論を語る帯谷。



 菊野戦はそんな帯谷にとって、「これから先の10年も含めて、世界中のどの団体からオファーが来ても、この試合が一番大事な試合だと思う。区切りとして凄く大きい。菊野選手と試合をすることに意味がある。2人が向かい合えば言葉はいらない。みんな見れば分かるじゃないですか。どんな試合になるのかは分かりやすい。もちろん、喰ってやる、ぶっ壊してやるって感じですね」と、格闘技人生の中で最も大事な試合になると断言。



「菊野選手のことは凄く尊敬しているし、強いと思う。無骨で真っ直ぐで卑怯なことはしない。気持ちのいい試合が出来ると思う。ちょっとでも気を緩めた方が劣勢になる、しんどい試合になるでしょうね。だからこそ、簡単には終わらせたくない。アツい試合がしたい」と、帯谷は菊野を認めつつも、「都落ちVS返り咲きですよ。ハッキリ言って、都落ち(菊野がDREAMで負けたこと)した人間が簡単に勝てるほどDEEPのメインは甘くないってことを分からせてやる」と宣戦告した。



 写真撮影で菊野と目を合わせなかったのは、「僕、目が合うと行っちゃうので(笑)。目を合わせないようにしているんですよ。リングに上がって、ゴングが鳴ってから初めて相手の目を見ます。それまでのお楽しみです」と説明し、「全体的に言えるのは、菊野選手は武道家なんですよね。優等生的な闘い方をする。動から静、静から動で一撃で倒す。何から何まで優等生な選手。僕は劣等性です。負けてないのは根性だけ。でも、それで勝っちゃいますから(笑)。楽しみにしていて下さい。凄いのをやりますから」と、死闘を予告した。



DEEP事務局

「DEEP 50 IMPACT?10年目の奇跡」

2010年10月24日(日)東京・JCBホール

開場14:00 開始15:00



<追加決定カード



▼DEEPライト級タイトルマッチ 5分3R

菊野克紀(ALLIANCE/王者)

VS

帯谷信弘口道場/挑戦者)



<決定対戦カード



▼DEEPウェルター級タイトルマッチ 5分3R 5人ジャッジ制

井祐矢(Team M.A.D./王者)

VS

岩瀬茂俊(T-BLOOD/挑戦者)



真也(パラエストラ東京/第2代DREAMライト級王者)

VS

ヨックタイ・シスオー(タイ/ヨックタイジム/元ボクシングWBA世界ジュニアバンタム級王者)



中村“アイアン”浩士(東京イエローマンズ)

VS

田竜光(吉田道場) 



バンタム級

今成正(Team-ROKEN/DEEPバンタム級王者)

VS

DJ.taiki(フリー)



大塚隆史AACC

VS

前田吉朗パンクラス稲垣組)



長南 亮(Team M.A.D.)

VS

チャ・ジョンファン(CMA KOREA/冠岳BJJ)



昇侍(KIBAマーシャルアーツクラブ)

VS

長倉立尚(吉田道場)



野地竜太(TEAM GARO

VS

長尾浩志(infection.G.C)