「第1回 「VAIO Z」のクアッドSSDを味わう(+D PC USER)」のニュースです!

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第1回 「VAIO Z」のクアッドSSDを味わう(+D PC USER)


 ソニーの「VAIO Z」は、VAIOシリーズの中でハイエンドモバイルに位置するノートPCだ。特に、2010年3月にリニューアルされたモデルは、液晶ディスプレイのサイズが13.1型ワイドという大きさながら1920×1080ドットの高解像度や、Core i7をはじめとする強力スペックを選べるなど(ソニーストアのVAIOオーナーメードモデルの場合)、それまでのモバイルノートの殻を破った製品として大きな注目を集めた。予約段階から注文が殺到し、ソニーストア(旧ソニースタイル)へ非常にアクセスしづらくなったのは記憶に新しい。


【拡大画像や他の画像】 【ベンチマークテストの結果】


 この新生VAIO Zを一望して、“これを待ってた”とヒザを打った人は多いのではないだろうか。かくいう筆者もその一人で、書きかけの記事を投げ出してソニーストアへアクセスし続け、何とか購入できた。最初は買えなくてもいいかと思っていたものの、半分意地の世界。徐々に目的(購入)と手段(ソニーストアへのアクセス)が入れ替わってきて、アクセスできた勢いにまかせて、ポチッってしまったのが音だ。手に入らないモノほど欲しくなる……。そんな人間心理を実感したわけだが、むろん後悔はしていないし、満足・愛用している。



 そんな折、PC USER編集部からハイスペックな構成のVAIO Z(VAIOオーナーメードモデル)を借用する機会を得た。自前のVAIO Zと合わせて、いろいろと使い込んでみることにする。今回は初回なので、やや助走気味の内容になることをご容赦いただきたい。



●最初から全力投球したという新型VAIO Z



 2010年3月以降のVAIO Zは、夏モデル、秋モデルとマイナーチェンジしてきたが、デザインやインタフェース類、基的なアーキテクチャといった根幹の部分は変わっていない。



 最も大きな変化は、夏モデルのVAIOオーナーメードモデルにおいて、無線WAN(NTTドコモFOMA網)とWiMAXの同時搭載が可能になったことだろう。無線WAN、WiMAX無線LANBluetoothという、ワイヤレス通信機能の全搭載が選べるようになった。無線WANを搭載すればGPS機能も利用できる。



 2010年秋モデルが登場したとき、VAIO Zの開発に携わったソニーの方に話を聞く機会があった。その中で、「2010モデルの時点で全力を注いだので、ほとんど変えるところがない」とのコメントが印象に残っている。



 ユーザー目線でいえば、USB 3.0が欲しかったとか、HDDと光学ドライブの同時搭載が欲しかったとか、いろいろと細かい要望が出てくるものだが、使い方や周辺機器の追加でカバーできるところではある(VAIOオーナーメードモデルで光学ドライブを搭載するには、ストレージをSSDにする必要がある。内蔵HDDと光学ドライブは排他)。次なる大きな変化は、まだ先の話だろう。



 ちなみに、モデルの購入時にWiMAXを選んだ筆者としては、無線WANとWiMAXの同時搭載は結構悔しかったりする。ただ、筆者の行動範囲ではWiMAX無線LANポットで何とかなることもあり、どうしようもないときはメインで使っているドコモのFOMA携帯電話をUSB接続のモデムにしてインターネット接続している。



VAIO Zといえば、やっぱり“クアッドSSD



 雑談が長くなってしまったが、手始めに筆者私物のVAIO Zと今回借用したVAIO Zのコアスペックを比較してみる。どちらもVAIOオーナーメードモデルで概要は下表の通りだ。



 偶然にもCPUとメモリ容量は同じだ。グラフィックス機能はカスタマイズ不可で、CPU内蔵のIntel HD Graphicsと、ディスクリートGPUNVIDIA GeForce GT 330Mを搭載する。Windows 7が起動した状態で、ハードウェアのスイッチによって2つのグラフィックス機能を切り替えられるのがVAIO Zの特徴だ。液晶ディスプレイの解像度も1920×1080ドットで共通なので、Webカメラ指紋認証といった付加的な機能を除けば、最大の違いはストレージ構成となる。



 VAIO ZのVAIOオーナーメードモデルは、ストレージの選択肢が豊富だ。2010年12月9日現在、HDDが4種類、SSDDVDスーパーマルチドライブの組み合わせが3通り、SSDBlu-ray Discドライブの組み合わせが3通りと、合計10通りも用意されている。このうち、SSDの構成がVAIO Zの最大の特徴といってもよい。すでにご存じの読者も多いと思うが、VAIO Zでは独自設計のSSD基板を採用し、SSD基板×2枚の「デュアルSSD」(128Gバイト)、SSD基板×4枚の「クアッドSSD」(256Gバイトもしくは512Gバイト)が選べる。デュアルSSDとクアッドSSDRAID 0構成なので、アクセスも高速だ。



 最高の選択肢は512GバイトのクアッドSSDだと思うが、最も安価な320GバイトHDDを選択する場合と比べて、DVDスーパーマルチドライブとの組み合わせで10万5400円も高くなってしまうため、この構成で買った人は少数派だろう。2010モデルが登場したときから、512GバイトのクアッドSSDはあこがれの存在だったのだ。筆者のVAIO Zも、最安の320GバイトHDDを選択している。ストレージ性能は体感速度を大きく左右し、クアッドSSDのサクサク感は非常に魅力的だったのだが、さすがに手が出なかった。



 ちなみに、クアッドSSDよりは劣るものの、128GバイトのデュアルSSDDVDスーパーマルチドライブの選択肢なら、最安のHDDと比較して2万9500円のアップで済む。128Gバイトの容量でやりくりできそうで、かつ予算が許すとすれば、積極的に検討したい構成だ。



 実際、クアッドSSDが載ったVAIO Zは、やはり速くて静かだ。2台のVAIO Zを並べて使い比べていると、より実感する。320GバイトHDDも決して遅いわけではないが、クアッドSSDのほうが何をするにしてもワンテンポ速い。特に、Windows 7や比較的大型なアプリケーションの起動、ファイルコピーなどで、その差は顕著だ。HDDを搭載した筆者のVAIO Zは、HDDの回転音も気になってしまう。



 2台のVAIO Zでベンチマークテストも行ってみた。筆者のVAIO Zは64ビット版Windows 7 Professional、今回入手したVAIO Zは64ビット版Windows 7 Ultimateという点を除き、CPUとメモリ容量、グラフィックス機能(NVIDIA GeForce GT 330Mで計測)が同じなので、ほぼ純粋にHDDとクアッドSSDの差と見ることができる。結果は以下の通りだ(※)。



ベンチマークテスト結果

http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1012/09/news051_2.html



 参考までに、Windows 7の起動時間もストップウォッチで計測してみた。電源オンからWindows 7デスクトップが表示されるまでのタイムは、筆者のVAIO Zが約60秒、借用したVAIO Zが約38秒だ。どちらもシステムリカバリ直後の状態(WindowsアップデートとVAIOアップデートを一通り適用)なので、スタートアップ起動するソフトウェアを削るなどすれば、トータルの起動時間は速くなる可能性がある。



 やはり、価格差はパフォーマンスの差となって明確に現れたが、このままでは少し悔しい。次回は私物のVAIO Zのパフォーマンスアップを図る予定だ。【望月瞬(撮影:矢野渉),ITmedia





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